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小さん金五郎物 こさんきんごろうもの

世界大百科事典 第2版の解説

こさんきんごろうもの【小さん金五郎物】

人形浄瑠璃,歌舞伎狂言の一系統。流行歌(はやりうた),歌祭文などに扱われて名高い大坂の歌舞伎役者金屋(かなや)金五郎と額風呂(がくぶろ)の湯女(ゆな)小さんとの情話に取材した作品群。金屋金五郎は1700年(元禄13)11月に病没したが,歌祭文《金屋金五郎額の小さん歌祭文》にその浮名がうたわれ,また宇治加賀掾の浄瑠璃《難波役者評判》などが現れた。これに前後して《金屋金五郎浮名額》(1703年大坂豊竹座上演),《金屋金五郎後日雛形》(1705年大坂豊竹座上演)が義太夫節として成立,また歌舞伎では《南詠恋抄書(ところばいかいこいのぬきがき)》(1780年7月大坂角座)があり,やがて江戸に移って種々に書き替えられ,内容も江戸化した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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