小僧荒町宿(読み)こぞうあらまちしゆく

日本歴史地名大系 「小僧荒町宿」の解説

小僧荒町宿
こぞうあらまちしゆく

[現在地名]一迫町 上小僧・中小僧・下小僧・荒町など

長崎ながさき川上流域の小僧にあった近世宿場で、長崎村の内に属した。東の真坂まさか宿より当宿を経て、玉造たまつくり郡境を越えると、南の下宮しもみや宿(現岩出山町)への道と、西の鍛冶谷沢かじやさわ宿(現鳴子町)への道に分れる。「長崎村安永風土記」に、町場成立は「寛永拾八年御竿答以後より」あったというが年代は不詳。同風土記によると、町並は一〇八間で、伝馬役にあたったものは七三人。真坂宿へは二里一一町・本荷六〇文、下宮宿へは一里一五町・本荷三五文、鍛冶谷沢宿へは二里七町・本荷五八文であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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