小六節(読み)コロクブシ

精選版 日本国語大辞典 「小六節」の意味・読み・例文・類語

ころく‐ぶし【小六節】

  1. 江戸初期に流行した小唄曲名慶長一五九六‐一六一五)ごろの馬追いで小唄の名人だった関東小六の持っていた竹の杖を歌ったもの。踊り歌などに用いられた。歌詞楽譜が「糸竹初心集」にある。
    1. [初出の実例]「ころくぶし。ころくついたる竹のおをつゑころく。もとは尺八、なかはああ笛ころく」(出典:糸竹初心集(1664)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android