小宅処斎(読み)おやけ しょさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小宅処斎」の解説

小宅処斎 おやけ-しょさい

1638-1674 江戸時代前期の儒者
寛永15年生まれ。小宅重長の子。人見卜幽軒(ぼくゆうけん)に師事し,常陸(ひたち)水戸藩につかえる。寛文4年藩主徳川光圀(みつくに)の命で長崎朱舜水(しゅ-しゅんすい)とあい,舜水を藩にまねくようにした。「大日本史」「常陸国誌」の編修に従事した。延宝2年死去。37歳。名は順。字(あざな)は安之,坤徳。通称は生順。著作に「西遊手録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android