小家吟味(読み)コイエギンミ

デジタル大辞泉 「小家吟味」の意味・読み・例文・類語

こいえ‐ぎんみ〔こいへ‐〕【小家吟味】

江戸時代名主借家人・店借人の生活状態を戸別に調べること。不審者の取り締まりなどを理由とした。
「―を恐れ、一人男分世間を立て」〈浮・一代男・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「小家吟味」の意味・読み・例文・類語

しょうけ‐ぎんみセウケ‥【小家吟味】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「小家」は借屋の意 ) 借屋人調査をすること。江戸時代、不審な者の取締りに、名主、五人組家主などの立会いで借屋人を調べること。
    1. [初出の実例]「小家ぎんみをおそれ、ひとりは男分に世間をたて」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)二)

こいえ‐ぎんみこいへ‥【小家吟味】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、名主が五人組立会いで、借屋、店借人(たながりにん)の生活状態を戸別に調べること。
    1. [初出の実例]「小家ぎんみをおそれ、ひとりは男分に世間にたて」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)二)

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