小屋峠村(読み)こやのとうむら

日本歴史地名大系 「小屋峠村」の解説

小屋峠村
こやのとうむら

[現在地名]松山市小野町おのまち

松山市の東端に位置する山村。四国山地の支脈の南側にあたり、全村がせきもり山・みずもと山・高森たかもり山など多くの山嶺におおわれる。南方から見ると、中央部が凹字形をなし、その底部にあたる渓谷小野おの川の水源地となり、ここにわずかに小村落と狭長な耕地がある。その面積は村の四〇分の一にすぎない。東は湯山ゆのやま村と樋口ひのくち(現温泉郡重信町)、西は平井谷ひらいだに村・湯山村、南は北梅本きたうめのもと村・平井谷村、北は湯山村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)久米くめ郡の項に「小屋峠村 松林有」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android