デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小山霞外」の解説 小山霞外 おやま-かがい 1785-1864 江戸時代後期の書家。天明5年生まれ。小山家の養子となり,下総(しもうさ)古河(こが)(茨城県)にすむ。書と儒学を立原翠軒(すいけん)にまなび,高久靄厓(たかく-あいがい)らに書をおしえた。常陸(ひたち)水戸藩主徳川斉昭(なりあき)もその書を愛蔵したという。漢詩,画,和歌にも長じた。尊王思想をいだき藤田東湖,大橋訥庵(とつあん)らとまじわった。元治(げんじ)元年10月4日死去。80歳。下野(しもつけ)(栃木県)出身。本姓は星。名は朝孺(ともつま)。字(あざな)は大晰。通称は周徴。別号に霞翁,霞隠。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例