小暮村(読み)こぐれむら

日本歴史地名大系 「小暮村」の解説

小暮村
こぐれむら

[現在地名]富士見村小暮

中島なかじま村の北に位置し、西は小沢おざわ新田石井いしい村としら川をもって境する。北は赤城山原野(前橋藩有林)大胡おおご(現大胡町)への道が東西に、大洞だいどう赤城神社への参詣路赤城街道が南北に通る。「寛文朱印留」に村名がみえ、前橋藩領。寛文郷帳によると田方一九〇石余・畑方三八石余。宝永八年(一七一一)の新田検地帳(小暮区有文書)によると、田三一町五反余・畑一五町四反。天保三年(一八三二)の酒造議定(三川文書)によると酒造業者一、同七年の関家御用日記(「下川淵村誌」所収)によると質屋一があった。

小暮村
こぐれむら

[現在地名]吉井町小暮

馬庭まにわ村の東、北は片岡かたおか寺尾てらお(現高崎市)、東は緑野みどの山名やまな(現同上)岩井いわい村とに接し、南境をかぶら川が東流する。北部はなか山と総称される山地を負う。木暮とも記した(寛文郷帳など)。寛文郷帳は幕府領、江戸後期の御改革組合村高帳では旗本川勝領。慶安三年(一六五〇)の検地帳(吉井町郷土資料館蔵)によると総畝数一七町六反七畝余、うち屋敷二町一畝余、耕地は皆畑で上・中畑で一九町を占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android