小木海岸(読み)おぎかいがん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小木海岸」の意味・わかりやすい解説

小木海岸
おぎかいがん

新潟県西部佐渡島南部小木半島にある海岸。国の名勝・天然記念物。海岸線は出入りが激しく,波食台溺れ谷海岸段丘など変化に富む。小木から沢崎鼻までの海岸は南仙峡と呼ばれ,特に景色が優れ,観光船が出ている。また矢島,琴浦,宿根木海食洞は有名。先端の沢崎鼻には白色八角形の灯台があり,付近に枕状溶岩が見られる。新谷岬付近の海域一帯は小木海域公園地区に属する。小佐渡県立自然公園佐渡弥彦米山国定公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の小木海岸の言及

【佐渡島】より

…小木から沢崎までは南仙峡と呼ばれ,1802年(享和2)の小木地震で隆起した波食棚や,西端の沢崎付近には枕状溶岩がみられる。小木海岸(名・天)は外海府海岸,相川海岸とともに海中公園の指定地で,大佐渡山地,加茂湖とともに佐渡弥彦国定公園に含まれている。島の表玄関は両津港,裏玄関は小木港で,両津~新潟間は高速水中翼船(ジェットフォイル)で1時間,航空機では20分で達する。…

※「小木海岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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