デジタル大辞泉 「小正月の訪問者」の意味・読み・例文・類語 こしょうがつ‐の‐ほうもんしゃ〔こシヤウグワツ‐ハウモンシヤ〕【小正月の訪問者】 小正月の夜に、家々を訪れて祝言を述べて回る年神に扮装した者。なまはげ・ほとほと・かせどりなど。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小正月の訪問者」の意味・わかりやすい解説 小正月の訪問者こしょうがつのほうもんしゃ 小正月の行事の一つ。ほとほと,ことこと,かせどり,ちゃせんこ,なまはげなど土地ごとの名称があり,全国に分布する。蓑笠を着て鬼の面をかぶったり,女装したり,手拭で顔を隠したりした若者たちが夜に家々を訪れ,餅,菓子,金銭などをもらう。訪問を受けた家では,座敷に通して酒肴の接待をするところもあり,餅をやると同時に水を掛けたりする地方もある。年の境に他界から,霊威をもつ神が訪れてくるという信仰が具体性を帯びた行事となったもの。これらの訪問者は,のちに門付芸 (かどづけげい) を行う芸人の起源となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by