日本歴史地名大系 「小沢見村」の解説 小沢見村こぞみむら 鳥取県:鳥取市旧高草郡地区小沢見村[現在地名]鳥取市小沢見内海(うつみ)村の西の小谷にある。北は日本海に面し集落は砂丘の南側に集中する。村の中ほどを東西に伯耆街道が通る。鳥取から三里を示す一里塚があった(「高草郡絵図」県立図書館蔵)。西は気多(けた)郡境。慶長一〇年(一六〇五)の気多郡高草郡郷帳の気多郡の項に「内海 沢見」がみえる。当時は気多郡に属し、西の大沢見(おおぞうみ)(奥沢見)村(現気高町)と一村であったと考えられる。年代は不明だが高草・気多両郡境が変更されて二分され、村の規模の大小により大沢見・小沢見とよばれるようになったと推測される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報