小深田遺跡・小深田西遺跡(読み)こふかだいせき・こふかだにしいせき

日本歴史地名大系 の解説

小深田遺跡・小深田西遺跡
こふかだいせき・こふかだにしいせき

[現在地名]焼津市東小川五丁目・西小川三丁目

両遺跡は扇状地性平野である志太しだ平野の扇端部に立地する。大井川旧河口部(一六世紀以前)の自然堤防と海岸砂洲によって形成された微高地上に分布する。弥生時代後期後半から古墳時代前期にかけての一連集落遺跡。現在の海岸線から西へ約一・二キロの地点に位置し、遺構面の標高は小深田遺跡が約一・八―二・四メートル、小深田西遺跡が約二・五―二・七メートルとかなり低位置に存在するが継続的な地盤沈下も推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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