小田巻蒸し(読み)おだまきむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小田巻蒸し」の意味・わかりやすい解説

小田巻蒸し
おだまきむし

うどんを用いる蒸し物料理。茶碗(ちゃわん)にうどん、かまぼこぎんなん百合根(ゆりね)、アナゴの蒲(かば)焼き(または鳥肉)を入れ、澄まし汁生卵を3倍半くらいにのばしたものを加え、蒸し器で蒸す。茶碗蒸しにうどんが加わったものである。かつてそばの専門店では独特の作り方を誇りとしていた。小田巻糸繰りの意もあり、味がいいので繰り返し食べにくる意の命名であるという。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android