小田巻蒸し(読み)おだまきむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小田巻蒸し」の意味・わかりやすい解説

小田巻蒸し
おだまきむし

うどんを用いる蒸し物料理。茶碗(ちゃわん)にうどん、かまぼこぎんなん百合根(ゆりね)、アナゴの蒲(かば)焼き(または鳥肉)を入れ、澄まし汁生卵を3倍半くらいにのばしたものを加え、蒸し器で蒸す。茶碗蒸しにうどんが加わったものである。かつてそばの専門店では独特の作り方を誇りとしていた。小田巻糸繰りの意もあり、味がいいので繰り返し食べにくる意の命名であるという。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android