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茶碗蒸し ちゃわんむし

百科事典マイペディアの解説

茶碗蒸し【ちゃわんむし】

蒸物料理の一種。吸物の代りにもする。鶏を攪拌(かくはん)し約3倍量のだしを加え,を入れた茶碗に注ぎ入れ中火で蒸す。具は白身肉,鶏肉,エビ,シイタケ,銀杏(ぎんなん),ミツバなどが適し,うどんを入れた小田巻蒸し,豆腐を入れた空也(くうや)蒸しなどもある。
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

茶碗蒸し
ちゃわんむし

蒸し物料理の一種。味と栄養併備の純日本料理であるが、時代によって材料の相違がある。材料には白身魚、エビ、アナゴ、鶏肉、シイタケ、ユリ根、ギンナンなどを適当な大きさに切り、下煮をして軽く味つけをしておく。これに卵汁を加えて蒸し上げる。卵汁は卵1にだし汁3倍の割合を標準とする。蒸し方は、蒸し器に蒸気があがっているときに強火で1~2分蒸す。卵汁の周囲が白くなったら火を弱くし、ふきんをかけて茶碗の蓋(ふた)をすこしずらして、15~18分間蒸す。竹串(たけぐし)を通してみて、つゆが澄んでいればできあがりである。そば料理の茶碗蒸しはそば切りを加える。うどんが加わったものは小田巻蒸しという。[多田鉄之助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の茶碗蒸しの言及

【卵】より

…動物の雌が体外に産み出す卵子のこと。卵細胞は動物の諸細胞の中で最大で,とくに鳥類の卵は大きく,最小のハチドリの1種の卵でも1.2cm×0.8cm,最大のダチョウ卵に至っては16cm×12cmもの大きさがある。鳥類では,体の大きな鳥ほど大きな卵を産む傾向がある。ただし,体重に対する卵重の比は,大きな鳥ほど小さくなる傾向がある。体外に産み出される卵は,外敵からの保護や乾燥の防止などのために,膜membraneや殻shellによっておおわれていることが多い。…

【蒸物】より

…蒸気で蒸してつくる料理。まんじゅう,蒸しようかんなどの蒸菓子をこの名で呼ぶこともある。平安時代にはすでに使われていたことばで,《大和物語》には〈庭に生たるな(菜)をつみてむし物といふものにして〉という記述がある。(こしき)を用いて米などを蒸すことは古墳時代から行われており,菜を蒸すことももちろん可能であったが,《延喜式》に〈茹菜〉の語があり,菜の蒸物というのは,菜のゆでものであったかもしれない。《伊呂波字類抄》には〈茹〉と〈蒸〉とは同義とされている。…

※「茶碗蒸し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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