小癋見(読み)コベシミ

デジタル大辞泉 「小癋見」の意味・読み・例文・類語

こ‐べしみ【小×癋見】

能面の一。癋見一種地獄鬼神を表し、「鵜飼」「野守」などの後ジテに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「小癋見」の意味・読み・例文・類語

こ‐べしみ【小&JISECD8;見】

  1. 〘 名詞 〙 能面の一つ。癋見の一種で、地獄の鬼神を表わし「皇帝」「昭君」「鵜飼」などの後シテに用いる。こべし。こべっし。⇔大癋見
    1. 小癋見〈東京国立博物館蔵〉
      小癋見〈東京国立博物館蔵〉
    2. [初出の実例]「出合の飛出、此座の天神の面、大癋見、小べしみ、皆赤鶴也」(出典:申楽談儀(1430)面の事)

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