小百合(読み)サユル

デジタル大辞泉 「小百合」の意味・読み・例文・類語

さ‐ゆる【小百合】

さゆり」の上代東国方言。
筑波嶺つくばねの―の花の夜床ゆとこにもかなしけ妹そ昼もかなしけ」〈・四三六九〉

さ‐ゆり【小百合】

ユリ美称 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「小百合」の意味・読み・例文・類語

さ‐ゆり【小百合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「さ」は接頭語 ) 植物ゆり(百合)」の異名。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏の野の 佐由利(サユリ)引き植ゑて 咲く花を 出で見るごとに」(出典万葉集(8C後)一八・四一一三)
  3. 植物「ささゆり(笹百合)」の異名。
    1. [初出の実例]「さゆりひめゆりかのこゆり、をざさひめざさぼけのはな」(出典:歌謡・松の葉(1703)四・五人曾我)

さ‐ゆる【小百合】

  1. 〘 名詞 〙 「さゆり(小百合)」の上代東国方言。
    1. [初出の実例]「筑波嶺の佐由流(サユル)の花の夜床(ゆとこ)にも愛しけ妹そ昼も愛(かな)しけ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三六九)

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