デジタル大辞泉
「百合」の意味・読み・例文・類語
ゆる【百=合】
ユリの上代東国方言。
「筑波嶺のさ―の花の夜床にもかなしけ妹そ昼もかなしけ」〈万・四三六九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
ゆり【百合】
- 〘 名詞 〙
- ① ユリ科ユリ属の植物の総称。地中に、白・淡黄または紫色の鱗茎がある。葉は線形または披針形。春から夏にかけ、大きな両性花が咲く。花は六個の花被片からなり、赤・桃・白・黄・紫色など。雄しべは丁字形の葯(やく)がめだつ。ヤマユリ・オニユリなどの鱗茎は食用ともなる。北半球の温帯に広く分布、観賞用に栽培されるものが多い。リリー。《 季語・夏 》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
- ② 襲(かさね)の色目(いろめ)の名。表は赤、裏は朽葉色。夏用いる。〔胡曹抄(1480頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報
Sponserd by 
百合
没年:明和1.11.9(1764.12.1)
生年:元禄7(1694)
江戸中期の歌人。号松屋。法名清月。庶民歌人として名高い梶の養女。幼いころから歌を嗜み,冷泉為村に学ぶ。享保12(1727)年,歌集『佐遊李葉』を刊行。同歌集は部立歌集で春夏秋冬恋雑から成る。徳山某と結婚し,その間に町(のち池大雅と結婚する玉瀾)が生まれた。百合は梶のあとを継いで祇園で茶店を営み,また祇園の傍らに葛覃居という庵を結んで住んでいた。辞世の歌に「きよくすむ心の月のくまもなく春秋しらぬ花のうてなに」。<参考文献>森銑三「大雅異聞」(『森銑三著作集』3巻)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
Sponserd by 
百合 ゆり
1694-1764 江戸時代中期の歌人。
元禄(げんろく)7年生まれ。冷泉為村(れいぜい-ためむら)にまなぶ。京都祇園(ぎおん)で茶店「松屋」をいとなむ梶(かじ)の養女となり,のち跡をつぐ。書にもすぐれた。養母,娘の町(池大雅(たいが)の妻玉瀾(ぎょくらん))とともに「祇園三女」とよばれた。明和元年11月9日死去。71歳。家集に「佐遊李葉(さゆりば)」。
【格言など】きよくすむ心の月のくまもなく春秋しらぬ花のうてなに(辞世)
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
Sponserd by 