20世紀日本人名事典 「小笠原武英」の解説 小笠原 武英オガサワラ タケヒデ 江戸時代末期・明治期の宮内省官吏 宮中顧問官。 生年弘化3年4月29日(1846年) 没年明治44(1911)年8月15日 出生地長門国豊浦郡長府(山口県下関市) 旧姓(旧名)福原 別名幼名=省三 経歴長府藩士の二男に生まれ、長じて清末藩士・小笠原藤平の養嗣子となる。幼名は省三。文久3年(1863年)藩主・元純に従い上京、堺町門の変には七卿に随伴して西下する。慶応2年(1866年)四境の役では清末藩の育英隊を率いて石州口で防戦し、のち占領地・石見国の治安に努めた。明治維新後は、5年上京して宮内省に出仕、皇宮警察署長、主殿頭を務め、44年宮中顧問官となった。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小笠原武英」の解説 小笠原武英 おがさわら-たけひで 1846-1911 幕末-明治時代の武士,官僚。弘化(こうか)3年4月29日生まれ。長門(ながと)(山口県)清末藩士。第2次幕長戦争で藩兵をひきいて防戦につとめ活躍。明治5年宮内省にはいり,皇宮警察署長,主殿頭(とのものかみ)をつとめ,44年宮中顧問官となった。明治44年8月15日死去。66歳。本姓は福原。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by