デジタル大辞泉 「小筒」の意味・読み・例文・類語 ささ‐え【小=筒/竹=筒】 1 酒を入れる携帯用の竹筒。「花の下へ遊山におじゃるほどに、―を先へ急いで持てけ」〈虎清狂・猿座頭〉2 「提さげ重箱」に同じ。「持たせしやり手の杉折や、かぶろが袖にさげ重の、―しつらひ」〈浄・扇八景〉 こ‐づつ【小筒】 1 小さな筒。特に、水や酒を入れる携帯用の竹筒。2 小型の銃。小銃。⇔大筒。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「小筒」の意味・読み・例文・類語 ささ‐え【小筒・竹筒】 〘 名詞 〙① 竹の筒。古く、酒を入れて携帯するのに用いたもの。[初出の実例]「一門五十余人出立ち、人別ささえ一つ宛にぞ持たせける」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)一)② =さげじゅうばこ(提重箱)[初出の実例]「かぶろが袖にさげ重の、ささゑしつらひ、ささわくる」(出典:浄瑠璃・曾我扇八景(1711頃)紋尽し)小筒の補助注記歴史的かなづかいを「ささへ」とする説があるが、未詳。 こ‐づつ【小筒】 〘 名詞 〙① 小さな筒。特に、水や酒を入れる小さな竹筒。[初出の実例]「為レ潤レ喉尋レ水之処、葛西六郎〈武蔵国住人〉取二副小筒与一レ盞勧レ之」(出典:吾妻鏡‐建暦元年(1211)五月三日)② 小型の銃。小銃。小筒鉄砲。[初出の実例]「国友之壱尺五寸之小錆進上致候」(出典:梅津政景日記‐元和四年(1618)閏三月二四日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
食器・調理器具がわかる辞典 「小筒」の解説 ささえ【小筒/竹筒】 ➀酒を入れて携帯するのに用いた竹の筒。◇「たけささえ」ともいう。➁提げ重箱。⇒提げ重箱 出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報