小船町(読み)こぶなちよう

日本歴史地名大系 「小船町」の解説

小船町
こぶなちよう

[現在地名]西区しお町・小舟こぶな

納屋なや町筋、すなわち堀川西岸ほりかわせいがん通の北端に位する。堀江ほりえ町境より北へ、作事役所前近くの町屋までの南北道筋と、西に折れて、東西道路の堀詰ほりづめ町筋・南鷹匠みなみたかじよう町角に至る南側、合わせて二丁(尾張志)、または一丁半(府城志)を区域とする。小舟町とも書く(府城志)清須きよす(現西春日井郡清洲町)では御園みその門の前にあったが、遷府に伴い現在地へ。

小船町
こぶなちよう

[現在地名]長浜市朝日町あさひちよう

長浜町南西端にあり、東西と南北の通りが交差する。西は琵琶湖、東は十一じゆういち町・稲荷いなり町。町名は船持・船乗の居住区であったことによる。瀬田せた村領年貢地。元禄八年大洞弁天寄進帳では家数三五、男一〇三・女八九で、町代・横目が置かれ、船持二七・油屋がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報