新撰 芸能人物事典 明治~平成 「小鹿番」の解説
小鹿 番
コジカ バン
- 職業
- 俳優
- 本名
- 小鹿 敦(コジカ アツシ)
- 生年月日
- 昭和7年 6月18日
- 出生地
- 東京・浅草
- 学歴
- 明治大学文学部演劇科〔昭和31年〕卒
- 経歴
- 大学在学中に映画監督の丸山誠治の知遇を得、昭和32年東宝現代劇第一期生となる。同年11月舞台「モデルの部屋」でデビュー。39年「マイ・フェア・レディ」出演中に急逝した八波むと志の代役をこなして注目を集める。演出家の菊田一夫に引き立てられ、48年菊田の死をきっかけに芸名を本名から“小鹿のバンビ”をもじった小鹿番に改名(名付け親は脚本家の倉本聡)。小回りの利く脇役として活躍し、36年から森光子主演の舞台「放浪記」で演じた師の菊田一夫役、44〜60年松本幸四郎主演のミュージカル「ラ・マンチャの男」で演じたサンチョ役は初演以来の持ち役となった。他の出演に舞台「ゆずり葉」、映画「君に幸福を・センチメンタルボーイ」「喜劇・百点満点」「ブルー・クリスマス」「マルサの女2」、テレビ「太平記」「雲のじゅうたん」「前略おふくろ様」などがある。
- 受賞
- 菊田一夫演劇賞(特別賞 第16回)〔平成3年〕,菊田一夫演劇賞(第19回)〔平成6年〕「ゆずり葉」
- 没年月日
- 平成16年 4月29日 (2004年)
- 家族
- 妻=増田 有代(女優)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報