少国民(読み)ショウコクミン

デジタル大辞泉 「少国民」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こくみん〔セウ‐〕【少国民】

年少の国民少年少女。第二次大戦中、小学校国民学校と改められていたころに用いられた語。

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精選版 日本国語大辞典 「少国民」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こくみんセウ‥【少国民・小国民】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年少の国民。次の時代をになう少年や少女。
    1. [初出の実例]「ヤンチャと称する少国民(セウコクミン)巴御前」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎一八)
  3. ( 小国民 ) 器量の小さい国民。小人物の国民。
    1. [初出の実例]「漫(みだり)祝捷に酔ふて敵国の怯を説くは沾々(てんてん)たる小国民(セウコクミン)の鄙情たるに過ぎず」(出典:戦後文学(1895)〈内田魯庵〉)

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