精選版 日本国語大辞典 「少子部蜾蠃」の意味・読み・例文・類語 ちいさこべ‐の‐すがるちひさこべ‥【少子部蜾蠃】 「日本書紀」「日本霊異記」の所伝で、雄略天皇の側近に仕えたという人の名。雄略天皇に蚕(かいこ)(こ)を集めるように命じられたとき、聞きまちがえて嬰児(こ)を集めたところから少子部連(ちいさこべのむらじ)の姓を賜わったという。雷神を捕えた説話でも知られる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「少子部蜾蠃」の解説 少子部蜾蠃 ちいさこべの-すがる 「日本書紀」にみえる豪族。雄略天皇6年皇后に養蚕をすすめるため蚕(こ)をあつめるよう天皇に命じられたが,あやまって児(こ)(乳児)をあつめて献上したので,その養育を命じられ,少子部連の氏姓をあたえられた。7年天皇の命で三輪山の神を捕らえたところ大蛇の姿をした雷神であったという。氏は小子部,名は栖軽ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例