日本歴史地名大系 「尼瀬町」の解説
尼瀬町
あまぜまち
北国街道沿いに尼瀬一―三区・
近世の村高も出雲崎・尼瀬を合せて記載されることが多い。正保国絵図には「尼瀬・出雲崎」と並記するが石高の記載はない。元禄郷帳では「尼瀬・出雲崎町」と記すが、文政一三年(一八三〇)の出雲崎郡中高辻帳(駒村善左衛門家文書)と明治初年の出雲崎出張所支配越後国三島郡高辻帳(内藤久正家文書)の二点には別記され、村高は二点とも四一六石余。家数は寛永一九年(一六四二)の尼瀬町地子米寄帳(野口家文書)によると、地子米負担の対象となった家数は一八二軒で、浜方町・山方町に分れている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報