日本歴史地名大系 「出雲崎町」の解説
出雲崎町
いずもざきまち
慶長三年上杉景勝会津移封後は堀秀治の所領となった。同一〇年の堀秀治書状(鳥井儀資氏蔵)には、大津理右衛門・三上吉兵衛に対して百姓の佐渡渡海を取締り、百姓の欠落・逃散防止を命じている。同一一年の覚(野口家文書)では、当地の京屋与右衛門を柏崎から新潟までの塩浜奉行に任じ、在方商人・代官給人にかかわらず塩の売買を禁じ、かつ塩焼からは米一升に対し塩三升の換算で買取るなど一一ヵ条を示して、取締りを命じている。条目のなかには他国からの商い塩についても一項を設けている。
出雲崎町
いずもざきまち
- 新潟県:三島郡
- 出雲崎町
郡南西部に位置し、北は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報