精選版 日本国語大辞典 「局す」の意味・読み・例文・類語 つぼね【局】 す ① 寺に参籠するとき、堂内のひと仕切りを占める。[初出の実例]「清水などにまうでつぼねする程」(出典:枕草子(10C終)一二〇)② 女房が宮中や貴人の家に部屋を持って、住む。部屋をしつらえる。[初出の実例]「渡殿に、中将といひしがつほねしたるかくれに、うつろひぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木) きょく‐・す【局】 〘 自動詞 サ行変 〙① =きょくす(跼)② 一部に限られる。かたよる。[初出の実例]「聖賢と申は、多能にして能を頼まず、能に伐(ほこ)らず、技芸を修めて技芸に局せず」(出典:学制に関する意見箚子‐安政四年(1857)閏五月一五日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例