屁放虫(読み)ヘヒリムシ

デジタル大辞泉 「屁放虫」の意味・読み・例文・類語

へひり‐むし【×放虫】

捕らえると悪臭を放つゴミムシ類。特に、ミイデラゴミムシをいう。へっぴりむし。 秋》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「屁放虫」の意味・読み・例文・類語

へひり‐むし【屁放虫】

〘名〙
① 捕らえると悪臭を放つ昆虫俗称カメムシ、ゴミムシ、オサムシなど。へっぴりむし。へこきむし。へふりむし。《季・秋》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
② よく屁をひる癖のある人。

へっぴり‐むし【屁放虫】

〘名〙 「へひりむし(屁放虫)」の変化した語。《季・秋》
落語・松枝宿の子殺し(1890)〈三遊亭新朝〉「虻馬蠅屁(ヘ)ッ放虫(ピリムシ)に取ッ付かれたが因果だと」

へこき‐むし【屁放虫】

〘名〙 =へひりむし(屁放虫)《季・秋》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

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