屋漏(読み)オクロウ

デジタル大辞泉 「屋漏」の意味・読み・例文・類語

おく‐ろう〔ヲク‐〕【屋漏】

家の西北の隅。家の最も奥まった所。
人の目につきにくい所。
屋根から雨が漏ること。

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精選版 日本国語大辞典 「屋漏」の意味・読み・例文・類語

おく‐ろうヲク‥【屋漏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家の西北隅の名称。家のいちばん奥まった所。転じて、人の目につきにくい所。
    1. [初出の実例]「暗室屋漏之間、人之所忽也」(出典:懶室漫稿(1413頃)省心斎説)
    2. [その他の文献]〔爾雅‐釈宮〕
  3. 屋根から雨がもること。やもり。あまもり。
    1. [初出の実例]「屋漏無蓋板、架上湿衣裳」(出典:菅家後集(903頃)雨夜)

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普及版 字通 「屋漏」の読み・字形・画数・意味

【屋漏】おく(をく)ろう

室の西北隅。中霤(ちゆうりゆう)(雨水のおちるところ)の神を祀る。最も奥深く暗いところ。〔詩、大雅、抑〕爾(なんぢ)の室に在るを相(み)るに ほ屋漏に愧(は)ぢず

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