山吹織(読み)ヤマブキオリ

デジタル大辞泉 「山吹織」の意味・読み・例文・類語

やまぶき‐おり【山吹織(り)】

縦糸絹糸横糸ガス糸または木綿糸を用いて織った織物紋繻子もんじゅす一種。女性用の帯地にする。

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精選版 日本国語大辞典 「山吹織」の意味・読み・例文・類語

やまぶき‐おり【山吹織】

  1. 〘 名詞 〙 紋繻子の一種。経(たていと)に絹糸、緯(よこいと)にガス糸または木綿糸を用いて織り、緯をもって紋を表わすもの。女物の帯地に用いる。京都桐生などに産する。
    1. [初出の実例]「其婦人は鼠色勝の滝縞銘仙に葡萄色の山吹織の帯をした若い女で」(出典:名張少女(1905)〈田山花袋〉三)

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