日本歴史地名大系 「山国護国神社」の解説 山国護国神社やまぐにごこくじんじや 京都府:北桑田郡京北町辻村山国護国神社[現在地名]京北町大字辻 清水谷辻(つじ)の北西薬師(やくし)山の中腹に南面し鎮座する。戊辰の役で東征軍に参加した郷士隊の山国隊戦死者の霊を祀る。別名は山国招魂社。古代より禁裏御料地であった山国郷では、慶応四年(一八六八)一月五日山陰道鎮撫総督西園寺公望の檄文に応じ、藤野斎・水口市之進・鳥居専学・河原林安左衛門の四人を首領とし同志八三人が一隊を編制した。同月一一日鳥居(とりい)の山国神社で出陣式を挙げ、第一軍は園部(そのべ)(現船井郡園部町)へ、第二軍は大坂へ出発。ところが官軍は鳥羽・伏見で大勝し、幕軍は海路江戸へ帰った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報