山岡良文(読み)ヤマオカ リョウブン

20世紀日本人名事典 「山岡良文」の解説

山岡 良文
ヤマオカ リョウブン

昭和期の日本画家



生年
明治44(1911)年

没年
昭和45(1970)年11月17日

出生地
東京

学歴〔年〕
京都市立絵画専門学校日本画科〔昭和7年〕中退

経歴
石崎光瑤に師事し、昭和7年上京して川端龍子入門、同年の青龍社展に「ガソリン風景」が初入選した。9年福田豊四郎らと新日本画研究会を結成、13年の解散まで毎回出品する。一方、13年自由美術家協会会友となるとともに、同年岩橋英遠らと歴程美術協会を結成し、17年まで毎回出品した。日本画の前衛画家として知られ、18年日本作家協会の結成に参加、会員となる。戦後は長い療養生活を送り、23年歴程美術協会の再興に加わったが、同会は再び中断、39年異端展を創立するなどしたのち、45年再び歴程美術協会を再興し、小品展を開催した。代表作に「消費都市」「山霊合歓」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山岡良文」の解説

山岡良文 やまおか-りょうぶん

1911-1970 昭和時代の日本画家。
明治44年生まれ。川端竜子に師事。昭和9年福田豊四郎らと新日本画研究会を結成。13年歴程美術協会に参加するなど前衛画家として知られた。昭和45年11月17日死去。59歳。東京出身。京都市立絵画専門学校(現京都市立芸大)中退。本名は良文(よしぶみ)。作品に「山霊の合歓」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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