山崎富栄(読み)ヤマザキ トミエ

20世紀日本人名事典 「山崎富栄」の解説

山崎 富栄
ヤマザキ トミエ

昭和期の女性 太宰治愛人



生年
大正8(1919)年

没年
昭和23(1948)年6月13日

出生地
東京・本郷

学歴〔年〕
錦秋高等実業女学校〔昭和12年〕卒

経歴
昭和19年商社員と結婚したが、夫はマニラに単身赴任中、召集され戦線で行方不明に。美容室に勤めていた22年3月太宰治と知りあう。同年6月夫戦死の報が入る。いつか太宰の秘書兼愛人の立場になり、23年6月13日玉川上水に太宰とともに入水自殺した。現場に残された6冊のノートをもとに、平成7年「太宰治との愛と死のノート」が出版された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎富栄」の解説

山崎富栄 やまざき-とみえ

1919-1948 昭和時代の女性。
大正8年生まれ。父の経営する美容学校でまなび,美容師となる。昭和19年三井物産社員と結婚したが,夫はマニラへ転勤,現地召集となり戦死。のち東京三鷹の美容院につとめる。22年太宰治と出あい,23年6月13日太宰とともに玉川上水で入水自殺。30歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「山崎富栄」の解説

山崎 富栄 (やまざき とみえ)

生年月日:1919年9月24日
作家太宰治と共に自殺したことで知られる愛人
1948年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android