山苦菜(読み)ヤマニガナ

デジタル大辞泉 「山苦菜」の意味・読み・例文・類語

やま‐にがな【山苦菜】

キク科越年草山野に生え、高さ約1メートル。アキノノゲシに似るが、葉は卵形で、羽状に裂けているものもある。8、9月ごろ、黄色の小さい頭状花を多数つける。

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精選版 日本国語大辞典 「山苦菜」の意味・読み・例文・類語

やま‐にがな【山苦菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キク科の一年草。各地の山地に生える。高さ六〇~八〇センチメートル。全体に褐色粗毛を散生する。茎を切ると白い乳液を出す。葉は卵形または楕円形でしばしば不規則な羽状に裂け、縁に鋸歯(きょし)があり、裏面は粉白色を帯びる。夏から秋にかけ茎上部に径一七センチメートルほどの黄色い頭花を多数つける。〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 植物「むらさきにがな(紫苦菜)」の異名。〔物品識名拾遺(1825)〕

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