山隈城跡(読み)やまぐまじようあと

日本歴史地名大系 「山隈城跡」の解説

山隈城跡
やまぐまじようあと

[現在地名]小郡市山隈・干潟、朝倉郡夜須町四三島

筑前と筑後の国境にあるじよん(一三〇・六メートル)の山頂を中心に築かれた山城花立はなたて城とも。筑後平野が一望でき、両筑国境の重要な位置にあった。「筑前早鑑」などによれば、本丸は東西約一三メートル・南北約一八メートル(一説に約二五×二五メートル)で、西に五本、南に七本の竪堀が設けられている。二の丸は西(実際は北西)に延びる尾根上にあり、縦約四三メートル・横約二九メートル、竪堀が八本あって両筑にまたがる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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