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山神 サンジン

デジタル大辞泉の解説

さん‐じん【山神】

山に鎮座する。やまのかみ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

さんじん【山神】

山神の属性は地域によって異なっていることが多く,一律に論じがたい。大筋において分類しても,(1)山自体を神とみなす場合,(2)特定の山を支配・管掌する神を認める場合,(3)山に住む諸霊を畏怖する例などがある。(1)は自然崇拝の一環としての山岳信仰であるが,アメリカ・インディアン諸族が特異な形をした山や岩を神そのものとみなして信仰の対象としたことや,日本古来の神体山崇拝などがその例である。(2)では,インドのトダToda族が,彼らの神々がそれぞれ周辺の峰々を個別に占めているとして,それぞれ頂上に環状列石(ストーン・サークル)や石塚(ケルン)などを築く事実や,アフリカのマサイMasai族が,彼らの神ヌガイNgaiはキリマンジャロの雪をすみかにしていると信じていることなどがあげられよう。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

さんじん【山神】

山嶺に宿る神霊。
山にいる神。やまのかみ。

やまがみ【山神】

山を守護し、また支配する神。山の神。 「百足むかでと、-と、蛇と知音ちいんにて/沙石 5

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世界大百科事典内の山神の言及

【山水】より

…唐末に風景という用語もあるが,それは風と光とを意味し,中国人は自然をそこまで非実体化し抽象化することはなかった。《山海経(せんがいきよう)》は山々に神々が住むことをいうが,竜身,蛇身,魚身の神々も多く,山神であると同時に水神でもあろう。神話的世界の神としては洪水神が最も古いが,夏系の鯀(こん)や禹が魚身から熊に変じて治水を行ったとか,竜身の共工という洪水神をもつ羌(きよう)族は嵩(すう)岳を祖神とするといったように山神・水神は対をなしているようで,苗系の女媧(じよか)・伏羲(ふくぎ)の説話のように破壊と復活を意味し,山水は神と帝,聖と俗といった観念でとらえられていたかもしれない。…

【山】より

…律令国家も〈雑令〉国内条で〈山川藪沢の利は,公私共にせよ〉と規定しただけで,山地は一般に官・民の共同利用に任せ,国家的用途と民業を妨げない範囲で,王臣,社寺,豪民らの私的な占取と用益を認めていた。そのうち聖地として占取された山陵,墓山,神山,寺山は排他的な独占性が強く,入山,狩猟,伐木が禁じられていた。また朝廷も官採の鉱山など公用の山地を〈禁処〉とした。…

※「山神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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