日本歴史地名大系 「岡富村」の解説
岡富村
おかとみむら
- 宮崎県:延岡市
- 岡富村
延岡城下の北側、五ヶ瀬川と
岡富村
おかどみむら
- 宮崎県:西都市
- 岡富村
谷ヲ帯フ、其嶺平坦」とあって広さは五、六反、西に深さ一丈二、三尺、幅二、三間、東には深さ六尺・幅一間の堀をうがち、里民の伝えでは建武期(一三三四―三八)長友兵庫頭行安の居城であったという。文体など検討する余地は残されているが、康暦二年(一三八〇)三月一七日の某下文(長友文書)によれば長友宮内左衛門尉は先祖伝来の地である「日向国々富庄内佐土原郷有峯名」を、亡父慈安の譲状のとおりに相続し、年貢公事などを勤仕するよう命じられている。この有峯名は有峯城と関連の深い地と思われる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報