20世紀日本人名事典 「岡崎林平」の解説
岡崎 林平
オカザキ リンペイ
昭和期の実業家 岡山放送社長;岡山瓦斯社長;岡山県経営者協会長。
- 生年
- 明治35(1902)年3月13日
- 没年
- 昭和55(1980)年11月3日
- 出生地
- 岡山県岡山市森下町
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学経済学部〔昭和2年〕卒
- 経歴
- 昭和2年中国製紙取締役に就任し、19年退社。9年から岡崎共同取締役を兼務、31年まで炭鉱経営に当たる。この間、九州石炭鉱業連盟理事、日本石炭鉱業連合会理事を務めた。26年福岡県田川郡の糸田町長に当選、1期務め、31〜35年福岡県教育長。同年郷里の岡山に帰り岡山瓦斯社長に就任、43年岡山県経営者協会会長、45年岡山放送社長を歴任した。傍ら、40年岡山ユネスコ協会会長、同年から岡山県教育委員を2期8年間、43年山陽学園理事長に就任するなど、教育・文化面でも活躍。若くして短歌のアララギ派に属し、歌集「炭塵」「寂心抄」がある。美術愛好家で勝れた鑑識眼の持ち主としても知られた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報