岡本恋路村(読み)おかもとこいじむら

日本歴史地名大系 「岡本恋路村」の解説

岡本恋路村
おかもとこいじむら

[現在地名]五城目町小池こいけ 岡本

もり山西山麓の小集落。南北に走る街道に沿い、北は真坂まさか(現八郎潟町)で羽州街道に、南は五十目ごじゆうめ村で五城目街道阿仁あに街道)につながる。神明社境内に貞治五年(一三六六)銘の割石板碑があり、文化六年(一八〇九)菅江真澄は岡本の林に康永年間(一三四二―四五)の碑があったと記している(ひなの遊)

天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡知行目録写(秋田家文書)には「五百六拾壱石六斗八升六合 西村 漆原 岡本 小市村」とみえ、慶長六年(一六〇一)の秋田実季侍分限(秋田家文書)に「五拾七石弐斗八升三合 湖東通 小市村」とある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に岡本村八九石、新田とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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