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岡本潤 おかもと じゅん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

岡本潤 おかもと-じゅん

1901-1978 大正-昭和時代の詩人。
明治34年7月5日生まれ。前衛詩運動にくわわり,大正12年壺井繁治らと詩誌「赤と黒」を創刊するなどアナーキスト詩人として活躍。昭和15年花田清輝らと「文化組織」を創刊,戦後はコミュニズムに転じた。昭和53年2月16日死去。76歳。埼玉県出身。東洋大中退。本名は保太郎。詩集に「夜から朝へ」「襤褸(らんる)の旗」。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岡本潤
おかもとじゅん
(1901―1978)

詩人。埼玉県本庄(ほんじょう)市に生まれる。東洋大学在学中よりアナキズムに関心を抱き、大杉栄らの北風会、日本社会主義同盟に参加。『シムーン』を経て、1923年、壺井繁治(つぼいしげじ)、萩原恭次郎(はぎわらきょうじろう)らと『赤と黒』を創刊。詩の革命に狂熱的な詩壇のテロリストとして活躍。『ダムダム』『文芸解放』『解放文化』『詩原』『文化組織』と、戦前はアナキスト詩人の中心的存在。戦後はコミュニズムに転向。1946年(昭和21)『コスモス』を創刊。詩人の戦争責任をめぐって吉本隆明と論争。児童詩運動にも指導的役割を果たす。詩集『罰当りは生きている』(1933)、『橋』(1955)、『詩人の運命――岡本潤自伝』(1974)がある。[千葉宣一]
『『岡本潤全詩集』(1978・本郷出版社)』

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世界大百科事典内の岡本潤の言及

【萩原恭次郎】より

…クロポトキンの著作に大きな影響を受けた。23年,岡本潤,壺井繁治らとアナーキズム詩誌《赤と黒》を創刊,次いで詩誌《ダムダム》や前衛美術雑誌《マヴォ》に参加するなどアナーキスト詩人として活躍。25年,詩集《死刑宣告》を刊行したが,その虚無的な心情を絶望的狂躁に転換した内容と,大小の活字や記号を駆使したダイナミックな紙面構成とは詩壇に大きな衝撃を与えた。…

※「岡本潤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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