日本歴史地名大系 「岩内港」の解説 岩内港いわないこう 北海道:後志支庁岩内町岩内町岩内港[現在地名]岩内郡岩内町字大和・字万代・字大浜など岩内町東部の港。明治四年(一八七一)の「春日紀行」に「岩内港」と記される。同一一年岩内など五港に北海道産の石炭・木材などを外国に輸出できる特許が与えられた(事業略記)。同一五年の「北海道紀行」に「岩内港ハ人戸多ク常ニ船舶ノ来往アリテ、商估繁昌ノ地ナリ」とある(同年九月二五日条)。「岩内古宇二郡誌」によれば、港内では常に数十の船舶が輻輳し、マストが林のごとく、出入りの汽笛で喧然という。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by