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岩田好算 いわた こうさん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

岩田好算 いわた-こうさん

1812-1878 幕末-明治時代の和算家。
文化9年生まれ。関流の馬場錦江にまなぶ。明治10年東京数学会社(日本数学会の前身)設立にくわわり,同社の学会誌「東京数学会社雑誌」第1号に掲載された出題で知られる。和算家として最後の世代のひとり。明治11年7月死去。67歳。江戸出身。名は専平。著作に「圭竇形考」。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

岩田好算

没年:明治11.7(1878)
生年:文化9(1812)
幕末・明治初期の和算家。江戸の生まれ。名は専平。関流馬場正統の弟子。和算家では最後の世代に属する。明治10(1877)年に『東京数学会社雑誌』の第1号に「ひとつの楕円に2直線が接するとき,それらに接する4つの円の直径は比例」という問題を発表した。菊池大麓はこれの程度の高さに驚き,和算の認識を改めて和算史の保存事業に着手することになる。この問題の解答を岩田は和算式に書くと52枚の紙を必要としたが,のちに寺尾寿が洋算を用いて簡単に解いてしまった(1885)。和算と洋算の交代を象徴的に示す逸話である。<参考文献>『日本の数学100年史』上,日本学士院編『明治前日本数学史』4巻

(佐藤賢一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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