岩畑遺跡(読み)いわはたいせき

日本歴史地名大系 「岩畑遺跡」の解説

岩畑遺跡
いわはたいせき

[現在地名]栗東町高野

高野たかの遺跡の北東、高野神社の東側一帯、野洲やす川南岸沿いに広がる古墳時代前期から後期にかけての大規模な集落遺跡。古墳時代前期の竪穴住居跡四九棟、後期の竪穴住居跡四〇棟、前方後方型周溝墓一基などが検出されている。住居群は高野遺跡に類似しており、四―五棟の住居からなる単位集団が、前期は西側に三、東側に一、後期は東西に各一あり、三―四時期にわたって小移動していた。調査区外にもかなりの竪穴住居の存在が予想されており、当遺跡のムラの規模はかなり大きかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android