20世紀日本人名事典 「岩藤雪夫」の解説 岩藤 雪夫イワトウ ユキオ 昭和期の小説家 生年明治35(1902)年4月1日 没年平成1(1989)年8月28日 出生地神奈川県横浜市 出身地岡山県津山市(本籍) 本名岩藤 俤 学歴〔年〕早稲田工手技機械科〔大正8年〕卒 主な受賞名〔年〕横浜文学賞(第1回)〔平成1年〕 経歴鉄道省の仕上げ工、船員、土工などをしながら労働運動に近づいて労農芸術家連盟に参加し、「文芸戦線」に作品を書く。昭和2年「売られた彼等」を発表。4年「鉄」「賃銀奴隷宣言」を発表し、プロレタリア文学の文戦派作家として知られる。戦争中は拘禁され、戦後は労働、文化運動に関係し、「新日本文学」に発表した。他に「ガトフ・ノセグダア」「歯車」「生産係」などの作品がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩藤雪夫」の解説 岩藤雪夫 いわとう-ゆきお 1902-1989 昭和時代の小説家。明治35年4月1日生まれ。労農芸術家連盟に参加し,「文芸戦線」に作品をかく。昭和4年の「鉄」「賃金奴隷宣言」でプロレタリア作家として知られる。戦争中は拘禁され,戦後は労働運動などにかかわり,「新日本文学」に発表した。平成元年8月28日死去。87歳。神奈川県出身。早稲田工手学校卒。本名は俤(てい)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by