岩野村新田(読み)いわのむらしんでん

日本歴史地名大系 「岩野村新田」の解説

岩野村新田
いわのむらしんでん

[現在地名]栃尾市岩野外新田いわのそとしんでん

楡原にればら村と耕地が入組む。楡原地内に埃淵ごみぶち大谷内おおやち蔵王平ざおうだいらの小名が飛地的に点在する。楡原村の枝村。岩野原いわのはら・岩野外新田・岩野村外新田などと記される。天和元年(一六八一)の栃尾組高人別納物帳(稲田理八氏蔵)には「岩野原」として一村扱いのように記され、「楡原より出ル新田」の記載がある。村高二〇石五斗余。家数四・人数二〇。長岡藩では外新田の名称は正保寛文(一六四四―七三)の間に成立した新田に使われる場合が多い。宝永二年(一七〇五)の栃尾組村郷田畑高命帳写(坂牧家文書)では「岩野村」とあり、用水水沢みずさわ村から江筋で引水。家数一・名子一、人数一五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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