岸本城跡(読み)きしもとじようあと

日本歴史地名大系 「岸本城跡」の解説

岸本城跡
きしもとじようあと

[現在地名]哲西町大竹 岸本

備後国境近くの、南西から北東へ延びる丘陵端部に築城された山城で、標高約四〇〇メートル。周囲の水田との比高約三〇メートルの位置にあり、北の眼下神代こうじろ川に沿う東城とうじよう往来(現国道一八二号)を眺めることができる。築城者は不明だが、中国自動車道建設に伴う事前調査の際、中世の陶器などが出土して、少なくとも築城は鎌倉時代後期までさかのぼることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android