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岸田杜芳 きしだ とほう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

岸田杜芳 きしだ-とほう

?-1788 江戸時代中期の戯作(げさく)者,狂歌師。
江戸芝神明前にすむ表具師。天明のころ,歌舞伎色のこい黄表紙「通増安宅関(とおりますあたかのせき)」「仮名手本不通人蔵(ふつうじんぐら)」などをかく。狂歌は万象亭(まんぞうてい)(桂川甫粲(ほさん))の連に属し,狂文を得意とした。天明8年死去。通称は豊治郎。狂号は言葉綾知(ことばの-あやち)。戯作者名は別に桜川杜芳

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

岸田杜芳

生年:生没年不詳
江戸中期の戯作者。没年は通説では天明8(1788)年5月。通称岸田豊治郎。江戸芝の三島町に住み表具師を職とする。狂歌の号は言葉綾知。天明期(1781~89)の黄表紙作者として著名な存在だが,狂歌活動も天明期に集中し,それ以前の経歴は未詳。寛政年中(1789~1801)にもその黄表紙が刊行されているのは,遺作とされる。天明2(1782)年の処女作以来,二十数部の黄表紙があるが,作風は歌舞伎趣味が濃厚で,『狂言好野暮大名』(1784),『仮名手本不通人蔵』(1787)などを代表作とする。程の良いうがちで,よく天明期黄表紙の風味を保っている。

(中野三敏)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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