嵩村(読み)だけむら

日本歴史地名大系 「嵩村」の解説

嵩村
だけむら

[現在地名]月ヶ瀬村大字嵩

名張なばり川南岸、つき村の東に立地。元禄郷帳に初めて村名が現れる。慶長郷帳に二九六・六石の幕府領(代官間宮三郎右衛門)「釜村之内」があり、元和郷帳の石高領主から推して釜村は畑村の誤記と思われる。また寛永郷帳に記された畑村三千五五石余のうちに藤堂高次領として二九六・六一五石がみえ、これが元禄郷帳の獺瀬おそせ広瀬ひろせ(現山辺郡山添村)・嵩三ヵ村にあたる。


嵩村
だけむら

[現在地名]三国町嵩

三国湊の東北方の加越台地上にあり、南は覚善かくぜん村。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「嶽方坪江下郷」(高五六三二・三五一石)に含まれ、慶長三年の検地帳の末尾部分を集めた越前丸岡領水帳写(吉沢家文書)によれば、総石高二七五・五二石、田方六町四畝余・畑方一二町六反余であったが、元禄郷帳では二八四・五二石余に増加。寛永元年(一六二四)福井藩領から丸岡藩領となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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