嵯峨実愛(読み)さがさねなる

精選版 日本国語大辞典 「嵯峨実愛」の意味・読み・例文・類語

さが‐さねなる【嵯峨実愛】

  1. 公卿(くげ)政治家侯爵。初め正親町三条(おおぎまちさんじょう)と称した。万延元年(一八六〇議奏となる。岩倉具視とともに王政復古を推進し、維新後議定・内国事務総督・刑部卿(ぎょうぶきょう)歴任。「正親町三条実愛日記」は維新史上貴重な史料。文政三~明治四二年(一八二〇‐一九〇九

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新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「嵯峨実愛」の解説

嵯峨 実愛
サガ サネナル


肩書
刑部卿

旧名・旧姓
別名=正親町三条 実愛(オオギマチサンジョウ サネナル)

生年月日
文政3年12月5日(1820年)

出生地
京都府

経歴
初め正親町三条と称す。参議、権中納言、権大納言を経て、万延元年6月議奏となって朝政に参加。討幕派公家の勢力が強い中、当時中立派だったため、蟄居。慶応3年討幕にかわり、復官。この頃岩倉具視、中山忠能、中御門経之らと王政維新達成の中堅として奔走。明治維新後、内国事務総督を務め、明治2年刑部卿となる。3年12月嵯峨と改姓

没年月日
明治42年10月20日

家族
父=正親町三条 実義(参議)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「嵯峨実愛」の解説

嵯峨実愛 さが-さねなる

正親町三条実愛(おおぎまちさんじょう-さねなる)

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