川村晃(読み)カワムラアキラ

デジタル大辞泉 「川村晃」の意味・読み・例文・類語

かわむら‐あきら〔かはむら‐〕【川村晃】

[1927~1996]小説家台湾の生まれ。戦後日本共産党に入党するが、のちに離党。自伝的小説美談の出発」で芥川賞受賞。他に「ルン・プロ」「宮本武蔵」など。

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20世紀日本人名事典 「川村晃」の解説

川村 晃
カワムラ アキラ

昭和・平成期の小説家



生年
昭和2(1927)年12月3日

没年
平成8(1996)年1月4日

出生地
台湾

学歴〔年〕
陸軍航空通信校卒

主な受賞名〔年〕
芥川賞(第47回)〔昭和37年〕「美談出発

経歴
戦後共産党に入党し、積極的に活動するが、昭和33年離党する。筆耕生活をしながら35年「文学街」に参加し、37年「美談の出発」で芥川賞を受賞。以後「告白騒動」「ルン・プロ」「闇にひらく」「太陽と愛と」「斑鳩に日が昇るとき」などを発表している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川村晃」の解説

川村晃 かわむら-あきら

1927-1996 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和2年12月3日台湾生まれ。第二次大戦後共産党にはいり,のち離党。ガリ版切りの下請けをしながら同人誌「文学街」にくわわり,昭和37年自伝的小説「美談の出発」で芥川賞をうけた。平成8年1月4日死去。68歳。陸軍航空通信学校卒。作品に「ルン・プロ」「宮本武蔵」など。

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