日本歴史地名大系 「川部遺跡」の解説 川部遺跡かわべいせき 大分県:宇佐市旧駅川町地区川部村川部遺跡[現在地名]宇佐市川部・上田駅館(やつかん)川の東岸台地上にある。北側には川部(かわべ)・高森(たかもり)古墳群、南側には弥生時代前・中期の環濠集落跡である東上田(ひがしうえだ)遺跡や集団墓である野口(のぐち)遺跡・樋尻道(ひじりみち)遺跡・女鹿(めが)遺跡などが分布。約六・五ヘクタールの範囲が調査され、環濠を伴う弥生時代の集落跡や川部・高森古墳群と一体をなす五―六世紀を中心にした各種の墳墓群の存在が明らかになった。環濠集落は駅館川の川岸の崖と谷を利用、川岸と反対側に大小二つの溝が南北にW形に連なっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by